練馬でホルモン・ファイヤー!
大江戸線練馬駅A1出口からすぐ、ホルモン屋「よんちゃん」である。
友人紹介のお店。持つべきものは食の好みの似通った友である。
その友人としめし合わせ、日曜日のオープン17:00に突入した。最初は空いていたが、18時を回る頃にはほぼ満席。お一人様の客人もいたし、カップル客もいたし、水商売前の同伴っぽい客人もいた。店前には待ち人のためのポットが置かれ、お茶がサービスされていた。こういうサービスって素敵だ。
お店外観の写真に続いて、お通しとお酒の写真。
お通しは、ゴマの葉チヂミと韓国風ヤッコ。
酒は韓国伝統酒の百歳酒(ペクセジュ)。マッコリや韓国ビールも揃えてあったが、これを置いてあるところは珍しいのではないか。もち米ベースで、朝鮮人参や甘草など10種類の漢方ハーブがブレンドされた健康志向の醸造酒だ。アルコール度数13%。
(そうそう、最後の一杯はボジュレー・ヌーボ、強引に合わせたのだった)
次の写真は友人がいたくお気に入りの「テール」。牛のしっぽだ。輪切りのしっぽにしゃぶりつく。骨の中心部には髄が残っていて、これも食せる。何でもそうだが、骨そばの肉って、やっぱり美味。
しゃぶって食べていたら、店員さんが新しいおしぼりを持って来てくれた。すばらしい気配り。当り前のことがちゃんとできるって、素敵なこと。お店に対しての高感度がUpした。
次の写真は「リブしん」(¥1800)。
こちらのお店、「ロース」(¥700)から「上ロース」「特上ロース」そしてこの「リブしん」とロース肉のバリエーションがある。ロース肉の最上級品、ステーキ用の部位である。抹茶塩と下ろし醤油が添えられていた。片面にバターが塗ってあり、バリッと焼けて香りが増す工夫がしてある。強火で表面をやや焦がし気味にして、中心部はレア、というのが店員さんがすすめる焼き加減であった。こういう案内もナイスなサービス。
ホルモン系以外では、この他「塩ゲタカルビ」もいただいた。どちらも口中でほどけて溶けていくような旨さで舌鼓連打。自分の好みとしては、上品な脂のうま味の「リブしん」に対し、肉の香りが若干優っていた気がして「塩ゲタカルビ」に軍配をあげる。
次の写真は友人のお気に入り第2弾。豚の喉ぼとけ。形状からか「ドーナツ」と呼んでいた。
初めて食べた。軟骨のこりこり加減が強めで、自分が肉食獣になったようなワイルドな気分になれる。
えっ? 気管に軟骨なんてあるのか? まぁ、良いか。
最後の写真が、喉ぼとけ対決ということで、牛の喉ぼとけ「ウルテ」(‘ウンテ’とか‘ウテ’とか聞こえたのだが、後からネットで確認したところ‘ウルテ’が一般的な発音の仕方らしい)。こちらも初めて。
ミノのような丸まり方だが、表面のボツボツは軟骨状の堅い突起の集まり。このグロテスクな形状に愛おしさを覚えるのは自分だけだろうか。口中に含んで――実際、なかなか飲み込めないのだが――永遠に咀嚼していたい誘惑にかられる。
自家製香辛料の他、つけダレが数種用意されていて、自分の好みにブレンドしたりして、結構楽しめる。
最後に「もつ鍋(塩)」を注文したのだが、友人はシンプルな塩味を良いことに、そこに甘めの(和風?)味噌と極辛の自家製香辛料をブレンドしたものを少量加えて、さらなる美味を探求していた。
持つべきものは、食の好みの似通った友である。
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