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静岡紀行《3》 ― イルカのたれ ―

餅搗きが行われたのは友人親戚宅(《1》,《2》)、じつはその前日、友人宅でも酒宴となっていた。

この日「食べてみたい」とリクエストしていた食材があった。
友人のご実家は静岡県旧清水市にあり、清水ではイルカの肉を食べる習慣があると聞いていた。
事前に軽く調べてみたら、清水以外でも、沼津とかでも食される、ある種日常食といってよい食材らしい。

Iruka写真がその"イルカのたれ"と言われるもの。コンロで炙ったのち、包丁で切ってある。普段は手で裂いて、ビーフジャーキーのように口にするらしい。切る前は葉書の半分ほどの大きさを持つ肉片だ。
部位は不明だが、間違っても内臓ではない。背か脇腹か尾か、筋肉の部位である。それを塩ダレに漬けて干したもの。黒い色は醤油などの色ではなく、干す内に自然と出てくる色だとのこと。

食べてみたら、ちょっと堅めのざっくりとした歯応えで、味は獣臭+レバーのような甘み。何処かで似たようなものを食べた気がするのだが、何だったか?
日本酒でいったのだが、それは間違いであったようだ。もっと薫りの強い焼酎だとか、バーボンでいくべきだった。そう云う意味でもビーフジャーキーっぽいつまみだ。

ウィキペディアで「鯨肉」を引くと出てくるのであるが、中世ヨーロッパではイルカが食用として好まれていたそうである。『大型鯨が食品とはみなされなくなった後も、イルカについては比較的最近まで食用とされていた』との記述もある。
また、他のWeb記事では"人づてに聞くと"ということで『昔清水にはイルカの解体所があって、伊豆の追い込み漁などでとったイルカがかなりの量、もたらされた。戦前はもちろん、戦後においても我が国の食糧事情は安定した状態にはなかった。そんなときにイルカは貴重な食料(タンパク源)であったのは言うまでもなく、解体された肉は清水周辺では在り来たりな日常食として売られていただろう』とあった。

――食文化はおもしろい。
犬を食べたり、鳩を食べたり、国や地方によって様々だ。乱獲によりその種が絶滅するほど食するのはどうかと思うが、そうでない限りは良いではないか。その文化を尊重しよう。

あと"黒はんぺん"も頂いた(ごめんなさい、適当な写真ありません)。
本場は焼津の方になるらしいが、清水の方でも普通に手に入る。鰯つみれを平たく叩いたような色と形状で、歯応えはかまぼこに近い。味は素材の鰯(?)の味だろうか、鰯つみれに似ている。
関東地方で「はんぺん」というと白くて四角くてふわふわの食感だが、全て真逆をいくので驚く。
わさび醤油で頂いた。
Web記事によると、フライにしても美味しいそうである。

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