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静岡紀行《2》 ― 蜂の子 ―

《1》で友人親戚宅での餅搗きをレポートした。
今回はその餅搗き宴会席で頂いた美味なるものを紹介する。

裏の川で手づかみしたというヤマメを七輪でじっくり焼いたものとか、おじいさまが手がけたおでんだの、どれも美味かった。
大根,白菜などおみやげに頂いてしまったが、目の前の畑から引き抜いてすぐだから、普段口にするものと新鮮さが段違い。味噌も自家製だ。
何しろ、水が違うようである。地下に霊峰富士からの伏流水を湛えているのであろう。
お野菜一株ひと株、食材の一つひとつが活きている。

Age_mae今回頂いたなかで最たる珍味が、タイトルに掲げた「蜂の子」。絶大なインパクトである。
(グロくてごめん)最初の写真は、油で揚げる前、陽光で解凍直後の蜂の子さんたち。羽の生えた成虫さんもちらりと見える。
これを揚げたのが次ぎの写真。衣も片栗粉も付けていないのだが、表面少しふっくらしている。
「これぐらい食べられないで、フードアナリストを名のれるか!?」との心の声に、食べました! 頂きました!

Age_ato ぷっくらとした身は舌と上あごでプチッとつぶれてしまいそうな柔らかさ。その食感はイクラなどの魚卵とも違って"皮"っぽい弾力がある。味は、苦み,渋み,臭みなどまったくなく、また脂ぽっさもない。塩み辛みよりは甘みが強く――と言っても蜂蜜のそれではなく――何だろう? 例えるのが難しい。味はそんなに強くないのだ。魚卵より強めのその弾力、歯応えを楽しむ料理かもしれない。ぅむ、……けっこう美味かも。
と、クセになる感じで、終いには4,5匹頬張って食べていた。
成虫はパリとした感じが強くなり、揚げ物の香ばしさもあって、居酒屋メニュー「川海老の唐揚げ」に似てくる。

Ssm_age他、美味なもの厳選二点、写真を載せておく。

しその実の素揚げ。
軽く塩をふっただけの味付けであるが、スナック菓子のような軽やかさに紫蘇の上品な香りが意外と合っている。
ご飯のふりかけとか、ステーキの薬味などにもいけそうだ。

Oob_susi_2大葉キムチの握り寿司。
市販の"キムチの元"でできるらしい。鞠寿司と考えて良いかも。丸みを帯びた形状が可愛い。けど、食べるとキムチの辛さと大葉の苦みに大人の雰囲気もある。目で楽しみ舌で味わう一品。
酢飯だったか? 忘れてしまった。


この30日は冬の厳しさがひき、温かな日射しがあった。
その陽光の下、餅米が蒸かし上がる間に、酒を飲みつつ美食をつまみつつのスローフード。本当に至福の時であった。
途中、子どもたちと鬼ごっごをしたり、そしてもちろん餅を搗いたりで、アルコールが心地よく廻わった。
みなさまのもてなしに感謝。

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