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Queen of lunch

「ランチの女王」の再放送を観た。
CX系。初回は2002年夏に放送。
中央区人形町の洋食屋さんを舞台にしたホーム・ラブコメディ。竹内結子の月9初主演作品でもあり、(今思うと)錚々たる若手俳優らが脇を固める豪華キャスティング。
脚本も豪華、大森美香。大森氏初の月9だ。
後に、これまた竹内結子主演の月9「不機嫌なジーン」で向田邦子賞を受賞するとは、このとき誰が想像したか? いや、想像したかも。この脚本も良いし。

人形町の洋食屋と云うと、「キラク」を思い浮かべてしまう。ドラマのなかでもビーフカツが美味いという設定だし、ひょっとしてモデルにしたか。
調べたところ、ロケ地は文京区本郷や浅草かっぱ橋なども使われているけどね。そう言えば東京駅から歩いて帰宅するのに、柳橋@神田川を渡っていたなぁ。人形町に帰るのに、そんなとこ通らないよ!
隅田川テラスあたりで走って逃げて、数分で追いつかれたと思ったら、そこが天王洲運河だったり。まぁ、TVドラマのではよくあることだけれど、みる人が見ればわかるぞ。

待て待て、ここで言いたかったことは、はキャスティングでもなくシナリオでもなく、ロケ地の話でもない。
――音楽である。
これは、僕がアーチスト・吉俣良を認知した初めての作品だ。『ランチの女王 オリジナルサウンドトラック』を買ってしまったほど。
彼はTVドラマや映画、CMの仕事が多い。変わったところではロックバンド、ポルノグラフティの「ロマンチスト・エゴイスト」の作曲を手がけている。
近作ではNHK「篤姫」とかCX「風のガーデン」などの音楽が彼の仕事である。

「ランチの女王」では、エレキギター主導の軽快なナンバーや、カントリー調の陽気な曲、しっとりとしたシンフォニック系、まぁシーンに合わせてヴァリエーション豊富であるが、音数を抑えたシンプルなアレンジの曲が多かった。それが軽妙なラヴ・コメディにぴったりと重なって、ドラマを数倍面白くしていた。

今でも、「ランチの女王」の楽曲がTVから流れてくることがまま、ある。レストランのレポートのとき、バラエティ番組のふとしたシーン、ニュース解説の演出……。すばらしい楽曲というのは、こういった使われかたをするのだな、と思う。

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