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新日本料理の正本「橘花樓」

Kikkaro_gk  TVや雑誌に露出の多い、麻布十番の名店「橘花樓」へ行った。

 店主の生い立ちが凄い。
 マグロ水揚げ高第一位、宮城県塩竃。その花街にあった料亭「橘屋」の三代目として生まれ、和食の世界で育つも“和食なんて辛気臭い”と、大学卒業後にヨーロッパへ飛んだ。
 しかし皮肉なことに、そのヨーロッパの地で日本料理のすばらしさを再認識することになる……。
 そう言えばヌーベルキュイジーヌの旗頭、ポール・ボキューズは日本の懐石料理からヒントをもらったのだっけ。

 ではでは、おまかせで……

■空豆のすり流しSurinagasi  スムース。先附というよりはアミューズだね。

■前菜の三点盛りZensai3  オードブル。左上、イカが隠れちゃって見えない。この何でもない酢味噌が美味。
 下はひまわりの葉。夏を演出だ。

■椀物Suppon  スッポン、ぷるぷる。金糸瓜、しゃきしゃき。冬瓜、ほろほろ。
 椀の上から霧吹き掛けたでしょ。

■焼き物Ayusio  鮎の炭火焼き。緑のつけだれは“蓼食う虫も好き好き”の蓼を擦り入れたお酢、お粥でまろやか適度なとろみ。鮎の苦みに蓼の苦みを当てるのだ。
 そして、この竹筒。鮎がかぐや姫になっちゃった。

■煮物椀Tako  蛸の柔らか煮。茄子が下敷きになっている。この茄子一回揚げてあるのか? なにしろ美味い。
 この器も良いなぁ。涼しげ。

■鮎のワタ和えAyukimoae  鮎の身は軽く火を入れてある。そして鮎ワタ(ウルカ)は三年熟成物。恐ろしく美味。震えがきた。右に覗いて見えるのが鮎の骨を焼いた物。

 ここでワインがちょうどなくなった。

■ワインWine  超レアな品揃えだ。マダムが言っていたが、もう一期一会と言っても過言ではない。
 この日いただいたのは「Sokol Blosser 2008」。USAオレゴンのワインだ。

ご参考;ORCAの「Sokol Blosser」紹介記事

 この後、肉料理に合わせて赤のグラスへ。実はこちらの赤ワインもレア物だった。ほとんど総てのワインがグラスオーダー可能だ。

■肉料理Kobegyu  神戸牛のステーキ。フレームから外れちゃっているけれど、にんにく醤油も添えられている。アンデス岩塩とにんにく醤油。ひと皿で2倍愉しい。

■魚料理Hamosyab  鱧しゃぶ。針状に切られた牛蒡を先に鍋に投入。そこに鱧を潜らせて花が開いたようになったところで取り出す。
 酢橘と一子相伝原了郭の黒七味が脇をしめる。

■ご飯物Taimesi  鯛飯。橘花樓の定番メニューとのこと。間違いない、土鍋で炊く鯛飯。

■ご飯のセットTaimesi_set  右上のお新香はサービス品だったみたい。でもこれで、がまんしていた日本酒をオーダーしてしまった!
 日本酒は八海山の絞りたて生原酒を2年間寝かせたもの。お新香を日本酒でいく幸せ。――オヤジになったか、自分?

■菓子Anmitu Mousse  デーザート2品。
 上のあんみつは黒蜜まで自家製だ。チェリーの酸味がマッチしている。
 下は大吟醸の酒粕で作るムース。どんな味だったか? ごめんなさい、詳細覚えていません、美味しかったことしか。
 脳のメモリー&感応チップが Overflow しちゃったんだね。

 誰の言葉だっけ? “ひとは舌で味わうのではない、脳で味わうのだ”
 もう、脳がしびれたよ。

 自分が来店した日より数日前、なんとUKロックのビッグネーム「MUSE」がスタッフを引き連れて来店したそうな。ちょっとぉ、自分「MUSE」のファンなんですけど! アルバム2枚持っているんですけど! あぁ、ひょとしたら出会えていたのか……。
 実はマダム、英語が堪能。
 この日も、英語のジョークで外人さんから笑いをとっていたぞ。

 山形の長茄子、食べきれなかった分をお持ち帰りさせていただきました。Omiya

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