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「恵矢」@神田猿楽町 < ここのトンコツはひと味違う

Kanban  先日、何年かぶりに千代田区猿楽町のラーメン屋「恵矢」に行った。
 店先にTV番組「出没!アド街ック天国」で紹介された旨、看板広告が出ている。
 それも知らなかった。今年2010年2月27日放送の「神田猿楽町の回」でのこと。
(確かに“神田猿楽町”って言った方がとおりが早い。けれど千代田区に“神田猿楽町”ない。正式町名はただの“猿楽町”)

 のれんをくぐると、何か Power-up した感じがした。
 先の看板広告からすり込まれた幻覚か……。いや、確かにPower-upしていた。
 メニューの数が増えている。炒飯とのセットメニュー、昔はなかった気がする。店内の掲示物も増えている。サービス担当のお姉さんがキビキビしている。カウンタの中のおじさんが若返っている。否、代替わりしたのか。

 某ブログで確認したところ、こちらのお店は2000年からの創業。
 九州博多から出てきた店主は、従来の豚骨スープに牛乳をブレンドすることであっさりとした口当たりに仕上げた。
 他は九州博多ラーメンの良いところを継承している。スープは“あっさり/こってり”、麺も“かた麺/やわ麺”が選べる。
 卓上におろしニンニクや辛子高菜などがあって、好みで味が変えられるところも博多仕様。

 ――実は、夏になると「恵矢」を思い出す。
 珍しい豚骨ベースの冷やしラーメンがあるのだ。Hiyasit  見よ、この真っ白なスープを!

 うら覚えだが、一度作った豚骨スープを寝かせ冷やし、上に浮き固まった脂分を除去している――といった内容が、昔のラーメン本に書いてあった気がする。そして牛乳をブレンドするワザが活きて冷やしトンコツが実現した……みたいな。

「冷やしトンコツ」¥750 も Power-up していた。
 昔のものは平皿に盛られていて、冷やし中華的フォルムだったのに、どんぶりに変わっている。牛乳じゃなくて豆乳のようだ。あと、お酢も違うかも。麺をすくい上げる度に中央部に隠れたお酢が広がって、褐色を帯びてくるのだが、黒酢の類かな?

 ややや、やられた感じ。もちろん良い意味で。
 これだけスッキリとした豚骨ラーメンは他にあるまい。

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 東京シティガイド的に猿楽町についてのmini蘊蓄を。

■ 千代田区町名由来板より…

 猿楽(さるがく;のちの能楽)は、室町時代以降、多くの武士たちに楽しまれるようになりました。なかでも観阿弥・世阿弥の流れを受け継ぐ「観世座」は、江戸幕府から手厚い保護を受けていました。その家元観世太夫や一座の人々の屋敷が、現在の神田神保町1~2丁目から西神田1~2丁目のあたりにあったことから、この一帯に「猿楽町」という名が生まれました。
 この界隈は江戸時代、おもに武家屋敷が軒をつらねていました。もともと武家屋敷には町名が付けられいなかったため、猿楽町という町名が誕生したのは、明治5年(1892)のことになります。
 その翌年、神田錦町にあった錦坊学校の分校が、現在の猿楽町1丁目内に設立されました。その後、錦華学校と名前を変更したこの学校で学んだのが、近代日本の文壇に大きな足跡を残した夏目漱石です。漱石はこの小学校で学年を飛び越えて進級するほどの秀才ぶりを発揮したといわれています。

 渋谷区にも猿楽町という町名がある。先日行ったテリーヌが強力な「Les enfants gates」が猿楽町。渋谷区猿楽町には猿楽小学校も存在する。
「鶯谷」とか「三田」なども複数存在する町ので、タクシーの運転手さんは要注意だ。
 ワザとこれら混同しやすい町名を行き先に告げて、着いたら「ここは何処だ! 俺の頼んだのは渋谷区鶯谷だ!」と賠償金を要求する恐喝事件が昔あった。

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