ちゃんこランチ<「成山」@市ヶ谷
九段から市ヶ谷までの靖国通り沿線とその南、九段南界隈は美味しいお店がいっぱいある。過去にラーメン店「Due Italian」を紹介した。
今回も、またそのエリアから。
割烹「成山」でちゃんこランチをいただいた。
「成山」は栃若時代に西小結まで上りつめた成山関が開いたお店。由緒正しい“ちゃんこ”が供される。
浅草橋には息子さんが開いたもうひとつの「成山」があるが、そちらは夜のみの営業で、ランチはいただけない。
ちゃんこ鍋は伝統的に鶏からとった出汁――「ソップ」と呼ぶ――がベースだけれども、こちらもそうかな?
たっぷり入った野菜の効果かも知れないが、ふっくら柔らかいスープだった。
キムチが散ってくるとキリリと味が変化。柔らかいスープが好みならば、キムチなしも可能だ。
ちなみに、相撲の世界では二本脚で立つ鶏が好まれる。豚・牛は手(前足)を土に着けちゃってるからNG。また、細身の力士をソップというのは、出汁を取る鶏ガラからきているらしい。
食べ進めると、中からお宝がごろごろ出てくる。ちゃんと鶏肉も入ってる。
焼き鮭が入っているところが“秋”仕様なのだろう。
味噌汁は赤出汁のようなコク深いものだった。割烹の心意気を感じた。
ちゃんこ以外のランチメニューもある。この日は――
・サバ塩焼き
・生姜焼き
・若鶏の立田あげ(本日の日替わり)
――というラインナップ。
どちらも、ご飯おかわり自由(相撲部屋感覚?)で、¥800。
素晴らしいコストパフォーマンス。近隣のビジネスマンにとっては“使える”ランチ処に違いない。
『割烹』という看板を見ると、少し気押されるかもしれないが、一度試してみるべきだ。
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