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2011年6月

「うち津」再訪

 

 久しぶりに天現寺橋そばの天ぷら屋さんうち津に行った。前回の訪問は2009年7月の話

 最初はビール。そして、お通しがセットされた。
Otoshi  奥から、海ぶどうのおひたし、きすの昆布じめ、海老の頭と雲丹の大葉巻き。雲丹は礼文(れぶん)産。

 お通しあけ、天ぷらの定番・大物、海老が登場。Ebi  いきなり海老でくるとは! ちょっと油断していた。
 この海老を塩でいただく。Sio  塩は2種。 右、荒い結晶の方が対馬産の藻塩。左は瀬戸内の塩をベースに昆布、椎茸、黒糖で味付けしたオリジナル香り塩。対照的なふたつの塩で天ぷらを愉しむ。

 早松茸(さまつたけ)Samtutake  広島・山口などの中国地方で6月の2~3週間の間に採れるという松茸だ。噛みちぎれないので頬張ると芳醇な香りが口から鼻からぬけた。

 つづいて、京野菜は満願寺ししとう。肉厚。Sisito

 ビールはなくなり、本日の利き酒セット。Sake  獺祭純米大吟醸、黒龍純米吟醸、そして小樽の酒に「うち津」の名を冠した大吟醸。

 鮎が出てきた。Ayu
 下ろした鮎と丸まま鮎の食べ比べ、という趣向だ。
 店主のお勧めは下ろした身、丸ごと揚げた鮎、骨の唐揚げ、という食べ進め方。

 アスパラ、続いて毛蟹。
Asupara_4 Kani_3
 アスパラはトウモロコシのような甘さで、ジューシーな一品。
 毛蟹の方は醤油漬けのイクラが和えてあり、全体が湯葉で巻かれている。イクラの醤油味だけで充分美味い。

 お造り、つづいてアワビ。
Sashimi Awabi
 お造りは北海道噴火湾で上がったマグロ。それとカンパチ
 脂がのっている。ワサビたっぷりが美味かった。

 ズッキーニ、つづいてメゴチ。
Zucchini Megochi

  前回にもこのズッキーニの天ぷらはあった。が実はヴァージョンUpしてあって、花に含んだ中身が変わっていた。この日はモッツァレラチーズに鮪の酒盗で風味付けしたもの。鰹の酒盗だときつくなってしまうのだそうだ。
 メゴチが凄い。この肉厚のものはそうそう無いのでは? プリッ×フワの食感に淡い味わい。――口福至極。

 コースは佳境へ。
 鍋がセットされた。四万十の海苔がふんだん使われただし汁に鱧の天ぷらを投入。
Hamo  見た目も音も、意表を突く演出だ。
 あっ、写真は一投め。鱧天は2片入る。
 四万十の海苔で泳ぐ鱧の図。Hamo_u

 続いて箸休め的にイカ、茄子がサーブされたのち……Ika Nasu

 穴子。Anago  熊本産の甘醤油に生姜をあわせたタレが絶妙だ。

 いよいよ〆のご飯もの。
T_don  連れのチョイスはかき揚げ天丼。ナメコが入った味噌汁も美味そうだ。

T_men  自分はかき揚げを煮麺に後のせ。さらりと。
 あと、バリエーションとしては天茶漬けがあったかと思う。

 デザートはミルクシャーベット塩風味。Dessert

 堪能した。
 天ぷらをメインに据えて、途中にお造りや鍋を挿入する飽きのこないメニュー構成。
 店主さんのおもてなし精神を感じる素晴らしいコースだった。

 最後にライトUpされた渋谷川の木々を。Window1
 季節毎に鉢を入れ替えるのそう。ついこの間までは、梅が茂っていたそうで……。Window2
 桜の季節に訪ねてみたいね。

 

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天てんぷら うち津 天ぷら / 広尾駅
夜総合点★★★★ 4.0

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「鳩ポッポ」@ 半蔵門

 

 偶然見つけた。Hatopp_outs
 千代田区三番町10番地、大妻通りから三番町東急ビルの方に曲がり、さらに回り込んだ路地にあるカフェ。いや、洋食屋さんか。『週に3回、魚を食べましょう』などと書かれた看板が立っている。

 店内、ルート66、ひいては旧時代のUSAを想わせるガジェットにあふれている。Hatopp_ins_1
 Hatopp_ins_2 木目の優しい内装も良い感じ。

 注文をしてから、パシッ、パシッと肉を成形する音が聞こえてきた。
 やがて登場のハンバーグライス。Hnbrg_set

 Up。Hnbrg_up  付け合わせの麺やソーセージのノスタルジックなこと!

 Menu 「鳩ぽっぽ」って何で? 店名の由来は?
 勝手に想像するに、瀧廉太郎の旧居跡が近所に在るからかな? 瀧の作品に「鳩ぽっぽ」があるので。

 

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「Morris」@ 板橋区役所前

 

 ‘ @板橋区役所前 ’としたけれど、東武東上線大山駅からも似たような距離。
Morris_outs  2008年5月開店。店名も店構えもカフェみたな、内装も精練されていて女子受けしそうな、ラーメン屋さんだ。Morris_ins2
 そのラーメンは、動物系と魚介系を別々の鍋で採って丼で合わせる、あの青葉系を思わせる味わい。厨房での所作を観察していた訳でないので、定(さだ)かではないけれど。
 自分は、あの豚骨スープに魚粉を投入した濃厚ラーメンにいささか食傷気味なので、この青葉系の味わいが懐かしく、かつ新鮮だった。

■中華そば 得のせTyukasb_tn

 こちらのお店、アドバンテージは他にもあって、看板にもあるけれど、麺が北海道小麦を使用した自家製麺であること。
 カウンターに奥に見える小部屋には製麺機がちらりと見える。Morris_ins1

 なんか真面目だよなぁ。
 まっとうなスープに、まっとうな麺。ジム・モリスからもらったと云う店名から想像もつかない。まっとうな中華そば。
 このギャップを楽しみましょうか、ネ。

Menu1 Menu2

 

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morris つけ麺 / 板橋区役所前駅大山駅下板橋駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5

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“コ”の字カウンターで天ぷら @ 丸中

 

 月島にある老舗天ぷら屋さん丸中Marunaka_outs02
 雑誌『東京カレンダー』の記事によると、創業は明治38年。
 埋め立てられて月島(1号地)――「丸中」は1号地内―― ができたのが明治25年。続いて27年には2号地(現 勝どき)が埋め立てられる。勝鬨橋は当然ながらなくて、月島への陸路は相生橋を渡り佃を経由するしかなかった。
 築地からの渡し舟が重宝されていたようだ。あぁ、築地は市場でなくて海軍学校だった。
 当時の日本海軍といえば日露戦争での活躍だが、「丸中」がオープンしたのは、その日露戦線が集結しポーツマス条約が結ばれた明治38年のこと。
 そう思うと目が回るほどの旧さだ。(@Д@;

Menu  今は何代目なのか? 年配ご夫妻が営まれている。
 中は“コ”の字カウンターのみ、12席ほどしかない。昼にお邪魔したのだが、入れ替わり立ち替わり客が訪れ、ほぼ満席状態だった。

■天ぷら定食T_teisyoku
 天ぷらのUpTenpura  海老2本、キスもある。
 小鉢もついて¥850 は安い。

 天つゆは濃い目の味つけ(こう云うのを江戸前というのかな?)。最初は卓上にある塩で味わうことを薦める。

 メニュー看板には‘穴子天丼’など丼モノが並んでいるが、‘丼’ではなく、別盛りで定食仕様にもできる。

 月島は、もんじゃばかりでなく、こういう老舗もある。

Marunaka_outs01

 

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丸中 天ぷら / 勝どき駅月島駅築地駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5

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「礼華 青鸞居」@外苑前

 

 礼華 青鸞居(らいか せいらんきょ)新宿御苑にある中国料理レストラン「礼華」の2号店である。Raika_outs
 こちら2号店は、南青山3丁目交差点ほど近い東急スティ青山プレミアの1階、以前は自然食品か何かの販売店が入っていた場所ではなかろうか。
 2009年12月6日のオープン。2年目に突入し、オペレーションなど随分落ち着いてきた頃合いだ。旗艦店と比べると2号店は、フロアー面積も広がり、内装もブラシュUpされ、よりゴージャス感が増していた。

 この日頼んだのは白虎のコース

 まずは青島ビール。Tsintao  お箸が、ね。ゴージャスな感じでしょ。

■アミューズAmuse  容姿端麗。

■前菜盛り合わせZensaima  十年一昔というけど、いまでも“nouvelle(ヌーベル)”って言うのかな?

 ビールはすぐになくなってワインに変更。Wine  チャリティワインを頼んだ。

■魚介のスープSoupe  海老が主体、フレンチのビスクスープのよう。

■北京ダックPduck  礼華仕立て。見た目上品、けれども味付けはくっきりとワイルドだったり。

■フカヒレ土鍋煮込みFukahire  フカヒレ肉厚、餡は新宿御苑の店と変わらない味だった。

 白ワインから紹興酒へ。Syoukosyu

■牛ヒレ中華風ステーキSteak  このお肉が食べたくて白虎コースにしたようなもの。

■スープビーフンMifen_2  よく混ぜてから味わう。ふくよかで柔らかなスープがすーっと沁みていく。

■デザートDessert  上にかかったアイスは中華風。
 下の焼きバナナがまた絶品。炙られた果肉から蜜が溢れ出てくる。皮に閉じ込めらていた香りもいっしょに。

 平穏な世界の象徴とされる鳳凰。青鸞はそのモデルとなった実在する鳥だそうだ。
 「青鸞居」は、その鳥たちが集い、楽しくさえずり、羽を休める場所……。
 厳しいご時世だけれども、一時の平穏を得て、ゆっくりと、おだやかに、くつろいだ。

 

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礼華 青鸞居 中華料理 / 外苑前駅表参道駅青山一丁目駅
夜総合点★★★★ 4.0

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