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「Le Vin Quatre」 @ 雑司が谷

 

 最寄り駅は副都心線、雑司が谷駅。3番出口から徒歩5分かからないくらい。目白通り沿いにあって、店の前は学習院大学になる。都バス、[白61]もしくは[池65]の目白警察署前停留所がさらに至近。
 目白通りとは言え、繁華街からは離れた立地で、周囲はしっとりと落ち着いた雰囲気である。

Lvquatre_outs

 Webサイト『EATPIA』の記事Le Vin Quatreを知った。調べてみると『東京カレンダー』などでも評価が高く、行ってみたいレストランであった。
Lvquatre_ins

 今回、アミューズからデザートまで8皿のコースをいただいた。
Cutlery

◆グラス-シャンパンChampgne00
 ランソン・ブラックラベル・ブルット。
 すっきりとした辛口だが、華やかな香りもある。

■マグロのカルパッチョAmuse00
 一口サイズのアミューズからスタート。
 周りの薄衣はチーズと柚。内は鮮やかな色のマグロだが、お菓子のグミのようにも見える。
 ユーモアが効いた一品。

■イカクッキーのサンドIkacookie_01
 クッキーというより煎餅か。“えびせん”のイカ版のような感じ。スルメイカのような香りが面白い。Ikacookie_02
 サンドされた餡もイカが主体、トマトで調整されている。

■ズワイガニのフランZwi_flan_01
 ビスクスープの泡(エスプーマ使用?)がトップを覆っている。
Zwi_flan_02  横から見るとすぐ下にロワイヤル状の本体。ぎっしりとカニの身が詰まっていた。
 このとき既に赤ワインに変わっていたのだが、その赤に負けない旨味があった。

◆Cotes de Nuits Rouge 2008Aka_01
 今月のお勧め赤ワインのひとつ。ワインリストにあった解説を引用しよう。
「ジェイエの名前からも分かる通り、先代ロベール・ジェイエはブルゴーニュの神様、アンリ・ジェイエと従兄弟同士の間柄。
 現在、ドメーヌを率いるのはロベールの息子のジル。
 母方の姓と綴りも同じでジル・ジェイエ・ジルである。

 低収量の果実を新樽100%で醸造・熟成させたオート・コートとは思えぬほどの成熟度の高さ。尚且つ、ブドウの成熟度に自信が無ければ出来ない芸当。
 結果として2008年は凝縮感のある深い色合いで、甘く煮詰めたカシスやブラックチェリーのアロマと、醸造において高い新樽率に由来するロースト香が印象的。果実の甘みと豊かで上質な酸が高次元で絡み合ったバランスの良い味わいは圧巻。」

◆パンPan_00
 割っちゃったけれど。全粒粉使用のパン。

■イカスミのエクレアClair_01
 真っ黒でびっくり。生地自体にイカスミが練り込まれている。
 上には紫芽が乗っている。左右の彩りも紅タデ、赤紫蘇、生姜、和の食材になっている。

Clair_02

 エクレアの中は豚の血のソーセージ。
 腸詰めしていないので“ソーセージ”は不適切な表現だが。
 下はリンゴのソース。
 苦み・酸味・甘み、渾然となった重層的な構造である。

■スズキSuzuki_01
 自分のメモには“ポワレ”(少量のフォンを使用した蒸し焼き)とあるのだけれど……。
 皮目の焦げはバーナーによるものか?
 メモは間違いかも。自信なし。
 下は、ムール貝と白菜のスープ、サフラン仕立て。
 どこまでも優しい味わいで、これには白ワインの方が合っていたよう。

■蝦夷鹿ランプ肉Shika_01
 柔らかく、クセもない。
 ソースはビーツに黒胡椒。肉の旨味甘味を引き立てている。

 この鹿を食べ終えるころ、ワインが心細くなり、ガス無しのお水を所望したところ、出てきたのがこちら。
◆アクア パンナ ナチュラル・ミネラル・ウォーターWater_00
 水源はイタリア・トスカーナ地方。
 滑らかな口当たりで、ワインや料理の邪魔をしないと定評のあるお水だ。
 最初から頼んでおけば良かった、とちょっと後悔。

■牛ほほ肉と黒トリュフUshi_01
 ソースはマディラ酒。
 鹿→牛と肉が続くが、くどさは皆無。むしろ、圧倒的な説得力で美味い。

 さて、デザートである。
■洋梨のコンポートとゼリーDesert_01
 合わせるは、バニラアイス。
 アイスに刺さっているメレンゲにはオレンジピールが忍ばされている。

 もう一つ。
■モンブラン 紫芋ソースDesert_02
 モンブラン、久しぶり食べた。コク深い栗の味を堪能。

 あれ、この時点で9皿。
 デザートは二つペアで1皿カウントなのかな。
 何か得した気分。

 と喜んでいたら、さらに焼き菓子・カヌレまでサーブされた。
■焼き菓子とカフェCannele

 以上のコースがアルコール代別にして¥8500。
 コストパフォーマンスも良いのでは。

 先に紹介の『EATPIA』や『東京カレンダー』の評にもあるが、オナーシェフ北野氏はクラシックフレンチを大切にしつつ、オリジナリティを加え、繊細且つ絶妙なバランスで仕上げてくる。そこには素材を活かしきる力量や、演出のセンスもあるわけで、いやはや、若いのに大したものである。

 この目白と云うロケーションも魅力的だ。
 閑静なのだけれど、さびしい訳ではなく洗練されたイメージ。クラシックでありながらモダンな北野氏のフレンチとどこか似ている。

 

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ル・ヴァンキャトル
昼総合点★★★★ 4.0

関連ランキング:フレンチ | 鬼子母神前駅雑司が谷駅(東京メトロ)学習院下駅

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