「山久」 @ 志茂
8月15日、荒川の岩淵水門、旧岩淵水門を撮りにいったときに寄ったのが最初。
お盆の土曜日だったので昼食難民覚悟であったが、良かった、開いていた。
後から知ったが、いつもお盆には休みを取らずに、秋にずらして連休をとるのだそうだ。
昼間っっからだけど、この日の気温からして、“ ―― まずはビール”と云った状況。
ビールの後ろにおすすめメニューが。いずれも¥800。
このビールのアテには、
■餃子
大振りだ。皮がやや厚めで、もっちと噛み切る感じ。食べ応えがある。
断面写真も撮ったのだが、美しくないのでUpを自粛する。
美味さは想像して。
■五目そば
中華屋さんを見定めるのに、その店のタンメンと餃子を観るべし、と言う説がある。
それを否定はしないが、‘五目そば’に店の個性がでる、と自分は思っていて……。
例えば、中央のゆで玉子に飾り包丁が入っている。こういうところ。
スープは褐色であるが、おそらくベースは塩。さらりとしていて充分なコクがあった。
麺は「岩渕製麺」製のよう(店内に岩渕製麺さんのカレンダーがあったので)。
ご家族で経営されているよう。お父様がバイクを走らす。
その出前オーダーを見ていて気になり、翌日再訪(お盆営業が助かる)。
■焼肉定食
こう云う定食系もしっかりしている。付け合わせのサラダにはパプリカまで入っているではないか。
先出の飾り包丁と同様、見せ方にこだわるのはプロの仕事である。
たっぷりの豚肉にからむのは、中華風の甘辛タレであるが、これがまた素晴らしい。ご飯がどんどん進んでしまう。
半分ほどいった後、ここにレモンを搾るべし。甘辛すっぱのバランスに変わって、さらに箸が止まらなくなるぞ。
もう一言付け加えておこう。
お味噌汁がしじみ汁だった。ポイント高し。
話が変わるが、月刊誌『散歩の達人』で“町中華探検隊がゆく!”なる連載が始まった。
‘町中華’とは、昭和以前から営業している大衆的な中華食堂で、中華メニューのほか、定食が充実し、カツ丼、オムライス、カレーライスが揃っていればなお理想的。と云う定義である。
‘昭和以前’とは昭和を含むよね。
だとしたら、この「山久」はこの定義に当てはまるかと。
“町中華探検隊がゆく!”―― ちょっと愉しみだ。
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