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「えー! そうなんですか!」>「楠知」 @ 久我山

 

Nanchi_outs

 散歩の途中で、事前情報なし。
 腹がへってきたところに、ちょうど現れた中華屋さん。
 場所は千歳烏山と久我山の中間辺り、これを逃したら昼食難民になりそう……。
 表からはメニューどころか、店名すら判らないお店であったが、勇気を出して暖簾をくぐった。

Counter
 店内はカウンターと二人がけの小さなテーブル2卓。
 ラーメンが¥400と安い。
Menu00

■半チャーハンとラーメンのセットRamen_hcyahan_00
 チャーハン皿に楠知との名入れ。ようやく店名が判った。
 ――でも、何と読むのか判らないけど。

 いやいや、大切なのは味の方である。

 半チャーハンはシンプル。もの足りない感じもあるが、ふわふわ感は好みだ。
 ラーメンの方は、しごく真っ当な支邦そばで、ほっと落ち着くような優しさだ。
 店内の隅に“大勝軒”と名入りの麺箱があった。永福町系大勝軒グループと同じもののよう。だとすると、草村商店さんの20番かも知れない。Men_up

 真っ当な仕事ぶりと、安さに惹かれて再訪。
 今度は“タン・ギョー”で。

■タンメンTanmen00
 左上でボケて写っているのは辣油。タンメンといっしょにサーブしてくれたのも。
 スッキリしたスープに野菜たちの甘さがのって滋味深い味わいだった。

■餃子Gyoza00
 控えめに(メニュー写真左下)「こだわりのギョーザ おいしいよ!!」との案内掲示があった。
 ニラが多めかな? 確かに美味しい餃子だった。

 がしかし、餃子皿が変だ。「難地」との名入れ。Nanchi_ath
 あの板橋区の「難地」か?
 「難地」は大好きな街中華の一軒。“隠れた名店”とも思っているお店である。

 何故、ここに「難地」の餃子皿があるのか?
 もう気になってしょうがない。

 会計時、店主さんに尋ねた。
 回答は――
 店主さん最後の修行先が「難地」であったとのこと。
 “ナンチ”つながりでこの店の名が「楠知」となったこと。
 「えー! そうなんですか!」思わず声が大きくなってしまった。
 店名の読み方もこのとき判った次第。
 きっと出店の際に、餃子皿を分けてもらったのだろう。

 優しい支邦そばのごときラーメン。チャーハンに紅ショウガを添えるスタイル。確かに「難地」に通じるものがある。
 修行先が「難地」だったのか。そうとは知らずに食べていた……!
 2016年、食べ歩きLIFEのなかで、一番驚いた事であった。

 

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