「喜楽」 @ 板橋本町
屋号「喜楽」はよく見かける中華屋さんだ。
「大阪王将」で知られる株式会社喜楽フーズが展開する「喜楽」もあるが、他全国に点在する「喜楽」はほとんどが個人経営のようだ。
拙ブログでも過去に――、渋谷区神泉の「喜楽」、豊島区椎名町の「喜楽」、江東区亀戸の「喜楽」が登場している。
で、4軒目、板橋区イナリ通り商店街の「喜楽」だ。
外観写真、商店街の先に清水稲荷神社の大イチョウが写っている。
樹齢約500年とも言われている板橋区の天然記念物である。
つまみ系メニューもある。故に 1st-Contact から“呑み”だ。
◆レモンサワー
■シューマイ
2019年の『新語・流行語大賞』に“肉肉しい”がノミネートされたそうだが、中華定番点心のなかでもっとも、肉肉しさを感じるのがこの肉シューマイだと思う。
■五目そば
自分、初めての中華屋さんではこのメニューを頼むことが多い。
こちらの五目そば、胃の腑に染み入るような塩スープにエビも入って美味。 ちなみに、麺類は“麺少な目”オーダーも可能だ。
2nd。
この日はサービスで切り干し大根が出た。
後ろはレモンサワー。
■いか下足揚げ
こういうアテがあると、酒呑みにはほんとありがたい。
■炒飯・野菜炒めSet
健康バランスを考えた家庭的なセットメニュー。
野菜を摂らないとね。
チャーハンは頂上に紅生姜と錦糸卵があしらわれたお洒落な仕様。
味はふかふか美味。
3rd。
■餃子
結構な大きさだけれど、野菜多め。軽やかな印象。
■レバーカツ
ウスターソースが絡められた状態でサーブされる。 レバーカツはそれが正しいと思う。
■椎茸メン
レアメニューと思う。
肉厚の椎茸がゴロゴロ入った逸品。
醤油ベースのスープだろうか? 五目そばの時の塩ベースとはまたちょっと違うような……。
椎茸の副作用かな、スープが美味し。
4th。
■レバー炒め
もやしの他、ピーマンやタケノコなども入っていてにぎやかな食感だ。
■ゆず風味あんかけ炒飯
東京家政大学とのコラボメニュー。
豚バラ肉の風味とゆずの香りが一体となってふかふかチャーハンに乗っている。 これは美味。
先出のリンクを貼ったイナリ通り商店街のホームページからも同じ記事に辿りつけるのだが、店内にこのメニューの案内が掲示されていて、気になっていた。
この記事に『なにより、昭和25年から変わらない「こだわりのスープ」を使ったあんかけはどこか懐かしいような味わいで、具材とよく絡んでチャーハンを引き立ててくれます。』とある。
“昭和25年から変わらないこだわりのスープ”――、「五目そば」も「椎茸メン」もそこの土台は一緒なのだろう。美味しい訳である。
えっ? ――ってことは何? ひょっとして昭和25年創業!?
昭和25(1950)年。戦後とは云え、まだ連合国の占領下にあった時代だ。
半世紀超の歴史に合掌。
こちら「イナリ通り商店街」、規模はさほど大きくないけれど、独特の雰囲気があって愉しい。
美味しそうなお店が他にもいっぱいあるし、『駄菓子屋ゲーム博物館』もある。
自分は、「喜楽」のドアに描かれた可愛い龍の絵を見るだけでもこの商店街を歩く意味があると思うぞ。
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