グラス酒 @「いなほ」
≪コロナ禍が落ち着いたら、街にくり出そう……。この駄文が、大打撃をうけた飲食店さんたちの応援となれば幸いです。≫
熊谷の夜は「いなほ」に行く。
と言っても、熊谷に行く機会はそうないので、まだ2回しか行けてないのだけれど。
店主親父のキャラクターが憎めない。
ホントに呑めないの? そのくせ日本酒のうんちくは半端なく、地酒の揃えは見事。
(もちろんん、サワーやビールの類いもある)
つまみの方も、定番の居酒屋メニューが豊富にあり、そのどれもが『これだよ、これ!』と芯をはずさない美味さだ。
下がった短冊、上の黒板を眺めて迷うこと必至。
お酒のメニューが無いって?
酒の好みを言うと、親父さんがそれに合った日本酒を持ってきてくれる。
――試飲もさせてくれる。(おぉっ! 素晴らしい!!)
試飲で酒が決まると、試飲用の小グラスはそのままに、1合は優に入ると思われる別のグラスになみなみと注がれる。
「秀よし」はお一人様1杯のみのよう。
「秀よし 神代」は田沢湖町神代地区産のお米“めんこいな”を使用した逸品だ。
――ではでは、いただいた肴の数かずを。
先に書いたが、どれもが酒に合う『これだよ、これ!』だ。
■さつま揚げ
試飲グラスの奥に写っていたものね。 自家製。肉厚のシイタケ入り。ひと仕事施された傑作。
■カレイ 骨せんべい
二度揚げしてる?? パリッと香ばしい。
■刺身
仕入れによってネタが微妙に変わる。
〆鯖は大根の砧巻きで。“刺身”と言うより“お造り”と言うべきもの。
仕事してるな。
■厚揚げ
深谷ネギがたっぷりと乗って美味し。
深谷ネギは、繊維が細いのか歯触りが軽く、独特な甘みがある。特にその甘さで評価が高いよう。糖度で10度~15度とも言われいわれて、鍋ものなどに向いているとも聞く。
厚揚げと深谷ねぎのコラボレーションは最高だ。
■カワハギ
干物だったか、失念。
裏面写真もどうぞ。こちらの方か肉厚具合が伝わるかと。
■出し巻き玉子
鮮やかな緑はほうれん草の色。
これも「いなほ」の名物かと。
焼きたてがまた格別に美味い。
■なめろう
対日本酒に最適化されている。
いかんなぁ、酒がすすむ。要注意。
サービス品をいただいてしまった。
大根の皮を特性ダレで漬け込んだものだったかと。
だからさ……。日本酒がすすんじゃうって。
■当り女
ソフトタイプ。
「あたりめ」は「するめ」の“する”の印象が良くないから逆の“あたり”に変えたとの説があるが、それが「当り女」の漢字を当てることになった経緯が判らない。(←知っている方がいたら教えて!!)
不謹慎だけれど、極上の女性を引き当てたような美味さから「当り女」?? まじか!?
■揚げ出汁豆腐
こういう定番メニューがほんとブレない美味さなんだよ。
写真の撮り忘れが多いけれど、残っている日本酒たちの写真もUpしておく。
最後の写真は「いなほ」から熊谷駅方向を撮ったもの。
良かったよ、熊谷駅そばで。
東京に戻るの? 「いなほ」に22時20分までいても、走れば終電に間に合うよ、たぶん。
(酔って走るのは止めておいた方がいいぞ!)
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