「黒猫夜」 @ 銀座
≪コロナ禍が落ち着いたら、街にくり出そう……。この駄文が、大打撃をうけた飲食店さんたちの応援となれば幸いです。≫
「黒猫夜」は大好きな中華ダイニングだ。
六本木店の方には2回訪問していて、初回の様子は拙ブログにUpしてある。
コロナ対策であろう、テーブル席は間隔をあけた着席であったが、写真には絶妙に客人が写り込んでしまうので店内写真はなし……。のつもりだったが、カウンター席が空いたすきに一枚撮らせていただいた。
乾杯は――
◆黄ボール
紹興酒で作ったサングリアの炭酸割り。
飲みやすい~。
写真、グラスの横、三品はお通し。
■前菜盛り合わせ
写真は二人前。
中央が「姫サザエの大蒜醤油漬け」。 あとは、猿の前から時計回りに、「枝豆の老酒漬け」「色々モツの冷たいパイタンスープ」「夏野菜の中華ピクルス」「トウモロコシの塩蛋天ぷら」「鰻と肝の煮凍り」「芝海老の紅麹漬け」。
「トウモロコシの塩蛋天ぷら」、どうなっているのかよく判らないけれど、美味。
■ピータン豆腐
町の中華屋さんでも見られるメニューだが、「黒猫夜」ではこういうスタイル。
パクチーが嬉しい。
◆3種利き酒
何をチョイスするか迷ったけれど、結局代表的なものになった。
黄中皇十年、金朱鷺黒米金、女児紅十年。
いやぁ、どこの国でもそうだけれど、文化となった酒は奥が深い。
■四角豆のカラカラ炒め
初めて食べた。って、存在すら知らなかったのだから、当然だ。
軽い苦みがある。歯ごたえが面白い。 四角豆自体は淡泊な味なんだね。だから何を合わせるか、どう料理するかで、化ける。
この日の本命はこれだった。
■土鍋ご飯
メニューブックには難しい漢字が並んでいるが、“パオザイハン”とよぶらしい。
最高級のタイ米を使っている。
具材は豚肉ハンバーグ、塩漬けされた魚、中国ハム、他色いろ。 特製醤油ダレが鍋底にお焦げをつくって、これがたまらない。
正直に白状すると、TVで松重豊さんが美味しそうに中華土鍋ご飯を食べているのを観て、あぁ、「黒猫夜」にもあったよね、土鍋ご飯! ってことで、今回の訪問になったのだ。
なので、この日の本命はこれ。
――あぁ、満足。
◆八宝茶
〆ででてくるサービスのお茶。
紹興酒を飲みすぎても、最後にこれを飲めば大丈夫。(←そんなことはない)
……久しぶりの「黒猫夜」。
やっぱりすてき。
町中華も大好きだし、ワインと合わせるような Nouvelle-Chinois も好きだけれど、郷土料理としての中華料理を味わうことができるお店はそうそうない。
なんと表現しようか――行ったことはないのだけれど、中国に旅行に行ったら、こんな感じかも、と想わせてくれる。
ありがとう、「黒猫夜」。ごちそうさま。
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