「尾張屋」 @ 若松河田
≪コロナ禍が落ち着いたら、街にくり出そう……。この駄文が、大打撃をうけた飲食店さんたちの応援となれば幸いです。≫
蕎麦屋「尾張屋」はよく見かける屋号である。
東京では浅草の、あるいは神田の「尾張屋」が老舗蕎麦屋として認められていると思う。
京都の「尾張屋」は室町時代に菓子屋として創業し、江戸期に蕎麦屋になったと言われていて、拙ブログで紹介した墨田区石原の「尾張屋」は、和菓子やさんでもあるので、ひょっとして京都「尾張屋」の流れを汲むものかも……、と半分妄想だが、邪推している次第。
で、今回紹介する新宿区戸山の「尾張屋」は、それら“尾張屋”とはまた系列が異なるようだ。
レシートに「山星 尾張屋」とあった。
調べてみたら株式会社として法人登録されていた。
さらに調べてみると愛知県尾張地方に「山星酒造株式会社」があって、こちら蕎麦屋の「尾張屋」と山星酒造とに何か関係性があるのか、それもまた不明だ(今度行ったら訊いてみよう)。
店内はテーブル構成。カウンターはなし。
比較的ゆったりと座れるほうだと思う。奥の窓からは木々の緑がみえ、おちついた雰囲気だ。
メニュー豊富。短冊に記された季節ごとのメニューもある。
(おつまみメニューも適宜変わるようだ)
と、ある日。
◆白雲郷そば湯割り
イカの塩辛がお通し。
白雲郷は熊本の「房の露株式会社」による蕎麦焼酎。
蕎麦の香りを堪能する。
■貝わさ
ホタテの刺身ですな。
これが¥400って安いよね。
■揚げナスおろしそば
写真では見えないが左奥に大葉が添えられている。
揚げ茄子が蕎麦つゆをふくんで良い感じ。 蕎麦は更科系。スルスルっと入ってちゃうぞ、オレの腹に。で、蕎麦の甘みと風味が口中に残る。
■帆立と海老のかき揚げ天
カラッと揚がっている。 天つゆに崩れゆく天ぷらコロモが、「沢の鶴」のアテにちょうど良かったりする。
■玉子焼き
蕎麦屋の定番的蕎麦前。
それにしても、この蕎麦前充実ぶりは嬉しい。
■鴨せいろ
更科系の蕎麦が鴨のしっかりとした旨味を運んでくれる。
またまた別の日。
この日、お酒は所望せず。
セットメニューをちょっとアレンジしてもらった。
■梅とろろそば+ミニカツ丼
メニュー表にある“ミニ丼セット”は希望のミニ丼と“かけorもり”のセットであるが、そこを「梅とろろそば」に変更してもらった。お値段はミニカツ丼が¥380の計算になる。
「梅とろろそば」は、この日あった夏季限定メニューで¥900。
最後に――。新宿区の「健康づくり協力店」に登録されているそうで、栄養成分分析表があった。
なんと塩分控え目オーダーに対応してくれるそうだ。
自分も血圧高めだからなぁ。気にした方が良いかな……!?
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