銀座8丁目は中央通りの向こう側、2011年11月にオープンしたまだ新しいイタリアンレストランである。
「Sotto l'Arco」はシェフの修行先、南イタリア・プーリア州の一ツ星レストランと同名。本店がプーリアで、こちらは暖簾分け日本店と云うことなのかな?
地階にある。
ちょっと見つけづらいかも。
店内は白を基調に焦げ茶のチェアーと木目のカウンター、シックな内装である。
料理とワインのペアリングコースを予約してあった。
最初はスパークリングをいったのだが、写真撮り忘れ。
■ヒラメのカルパッチョ
和のテイストである。
某Webサイトの解説によると、シェフは土佐酢などの和食材をも使いこなすそうで。
右上のペーストは梅だったと記憶している。
■焼き茄子とゴルゴンゾーラのベニエ
外の生地はさっくりフワっと、中に濃厚な香りを秘めている。
焼き茄子の苦みと香ばしさがゴルゴンゾーラとよく合っている。
左は莢大根。
スパークリングから早速ワインに移行。
◆1st-Wine
Valentin Zusslin 2012。フランス、アルザスの13世代続くワイナリーの逸品(←もちろん後から調べた)。
輸入元は「テラヴェール」。
■パースレーのスープ
イタリアンパセリの根の部分を“パースレー”と呼ぶとのこと。
帰宅後、Webで調べたら細い大根のような色と形状であった。
上にはその葉が浮かべてある。
この辺でパンがサーブされた。
一応写真を載せておく。
■バーニャカウダー
珍しい野菜たちが並んでいる。見た目もカラフルで愉しい。
右上のオイルはバーニャカウダーだけでなく、先出のパンにも使う。
◆2nd-Wine
リースリング、ツォービング・ヒルシ(かな?)
細かな解説は、輸入元は「Estate Wines」のページをご参照のこと。
オーストリア産だ。
イタリアンのコースでは次ぎはパスタが定石だが、魚料理と肉料理が入る。
日本人の習慣に合わせた趣向であろうか。
■イサキのソテー 蛤のスープ仕立て
あれ、蛤が見えない。
撮り直し。
柚子胡椒とクミンが良い仕事をしている。凄い美味い。
■霧島豚のロースト オレンジソース
泡はほうれん草のエスプーマだ。
お皿の左側だけに配置する斬新な盛りつけ。雨をイメージしたのだそうだ。
ここでも色とりどりの野菜たちが活躍している。
これに合わせたのは赤。
◆3rd-Wine
ソンジュ・ド・バッカス。
ピノノワールにしてはボディがしっかりしている。
輸入元は「日本リカー」。
で、ここから炭水化物系に。
■桜海老とルッコラのパスタ
流れるように配されているのは茶葉入り七味唐辛子。
パスタの方が優しい味わいなので、この七味がアクセントになる。
合わせるのはロゼ。
◆4th-Wine
ドンナ・フガータ、LUMERA。
自分にとっては馴染みの銘柄、ドンナ・フガータ。シチリア島のワイナリー。
なるほど、ここで登場しますか。
インポータは「クリオ・インターナショナル」。
■青のりと柚子胡椒のフィットチーネ
和の食材もこうあしらわれれば本望だろう。
フィットチーネは自家製。もっちもち。
お皿も面白い。
こちらがシェフのスペシャリテのよう。
◆5th-Wine
クズマーノ、Jale Sicilia IGT。
こちらもシチリア島のワイナリー
詳細は輸入元「フードライナー」のホームページでご確認を。
■枝豆とトリュフのリゾット。
トリュフはイタリア産、枝豆は宮古島産。
良い感じの出逢い。
さてさて、流れはドルチェに。
■ドルチェ盛り合わせ
奥は焼きプリンだったかなぁ?
中央は蕎麦の実を散らしたティラミス。
デザートワインを所望したら、ボトルがずらっと並べられた。
選んだのはこちら。
◆6th-Wine
ドンナ・フガータ、Ben Rye。
う~ん、香りが素敵。
これは追加オーダーね。
■焼き菓子盛り合わせ
これは二人分。
コーヒーがフレームアウト。
以上、料理とワインのペアリングコース。
和食材をインサートしながらも、芯はぶれずに骨太なイタリアンの印象。
堪能した。
話変わるが……。
『銀座 ソットラルコ』をキーワードにWeb索すると、“Hot Pepper”を始め、“Open Table”、“一休”、“Luxa Reserve”などのレストラン予約サイトが複数引っかかる。
今や、こういったWeb戦略は当たり前なの?
自分もWeb経由の予約だったので、おお助かりなのだが。

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